長年連れ添った夫婦が離婚する訳は?要因として考えられることを挙げていきます。

晩年離婚とは?

 

 

白黒の夫婦

 

みなさんは晩年離婚を聞いたことがあるでしょうか?
厳密に言うと20年以上連れ添った夫婦が離婚するのが晩年離婚となります。
つまり、20歳で結婚した人であれば40歳で離婚した時に晩年離婚となる訳です。

 

こうした基準がある一方で、晩年離婚とは高齢者の離婚と捉えられている節もあります。
両方の意味で利用されるので覚えておきましょう。

 

 

 

最も多い離婚のタイミング

 

晩年離婚が行われるタイミングとして最も多いのは、夫が定年退職した時です。
夫からすれば家族のために一生懸命働いたのだから、これからは余生をゆっくり過ごしたいと思うでしょう。
しかし、この時に妻が同じ気持ちだとは限らないのです。
仕事に忙しい夫を支え、炊事洗濯や料理をこなし、子供を一人前に自立させた後に、今度は夫の介護が待っています。
夫側からすれば定年退職後は楽しい余生かもしれませんが、妻からすればさらに大変な日々なのです。

 

現在、晩年離婚を行う家庭の夫は、昭和の時代を生きた亭主関白な人達です。
女は黙ってついて来いという感覚が染みついており、妻は自分の所有物と考えている人が多いのです。
結婚の手段としても親同士が決めた相手であるため、自らで決めた生涯のパートナーでは無いケースもあり得るでしょう。

 

離婚の理由

 

この情報を裏付けるように、晩年離婚を申し出るのはほぼ妻側からなのです。
離婚の理由で一般的な、性格の不一致価値観の違いが晩年離婚にも見られます。
他には夫の暴力や暴言女癖の悪さなどを指摘する声もあります。
また自分に自身がないという男性も多く、セックスレスが原因になる場合もあるようです。
そのような方には精力剤をおすすめします。

 

特徴的なのは、これが現在進行形のものではなく過去に行われていたということです。
今でこそ男女平等が打ち出されていますが、昔の女性は本当に立場が弱かったのです。
夫が浮気をしようと、暴力や暴言を吐こうと、女性はただ耐えるしかありませんでした。
そうしたつらい出来事を、女性は決して忘れてはいないということです。

 

頭を抱える女性

 

そして、晩年離婚のもう一つの特徴として、確実に夫側が離婚を拒否するのです。
これからの家事は誰がやるのか、自分の介護や世話はどうするのか、そうした不満をぶちまけます。
しかし、これらの不満には一定の理解を示せますが、実に身勝手な言い分でしょう。
妻に家政婦、あるいは母親のような役割を押し付けているのです。
これが妻を大切にしてきた夫であれば、余生も幸せな暮らしを続けられたはずです。
晩年離婚を切り出されるのは、立場の弱い女性を蔑ろにしてきたツケなのです。

 

 

晩年離婚に大きく関係するもの

 

離婚時の年金分割も晩年離婚を後押しする形となりました。
これは晩年離婚した妻が、夫の年金を一部受給出来るというものです。
一昔前の女性は専業主婦になることが当たり前で、年金を払っていないケースもあります。
そのため、離婚してしまうと生活費の問題が浮上してしまいます。
それを解消したのが年金分割制度です。
生活費の心配が多少緩和されたことで、高齢な妻達は離婚を決意しやすくなったのです。

 

また、子供の自立も関係していると言われています。
子供が小さい内に離婚するのは教育上良くないと判断して、子供が自立するまで我慢するパターンです。
近年では離婚に理解を示す子供も増えており、晩年離婚はますます行いやすくなっているでしょう。

 

離婚届

 

晩年離婚を支援する関連書籍も増えており、妻側が豊富な知識を得る機会も増えています。
ネットでも情報を検索しやすくなりましたし、テレビでもたびたび特集が組まれている状態です。
夫に付き添うのが当然だった時代は終わったのです。
男女平等の時代だからこそ、誰もが自由に生きる権利を持たなくてはいけません。

 

晩年離婚することは珍しく無くなって来ています。
世間体を必要以上に気にする必要も無くなったと言えるでしょう。
医療技術の発達により80歳まで生きる人が珍しくない昨今、晩年離婚は大きな人生の分岐点となります。
晩年離婚は身から出たサビです。
日々、自分の行いが夫として、あるいは妻として良い形なのか自問自答するのが大切でしょう。